マルメゾン城(ジョセフィーヌの館)

パリ近郊にあるマルメゾン城は、ナポレオンの最初の妻、
ジョセフィーヌが亡くなるまで暮らした終の棲家です。

現在は国立美術館になっています。

ナポレオンが一目惚れして口説き落とした6歳年上のジョセフィーヌは、
奔放な女性で、結婚後も数々のと浮名を流しました。


※ジョセフィーヌの肖像画


※ジョセフィーヌの寝台

1799年、ナポレオンの遠征中に、ジョセフィーヌは、銀行家の居館だったこの館を購入。
建物を修復し、庭園を整備。館内の家具も特注し、ナポレオンの椅子にはスフィンクス、
自身の椅子や家具には白鳥を彫らせたそうです。

大の読書家であったナポレオンの為に、専用の図書館も作りました。


社交界の顔であったジョセフィーヌを訪ねて、ヨーロッパの多くの貴顕、政治家が館を訪れ、
さながら社交場ともなってました。

ナポレオンとジョセフィーヌはその後離婚しますが、二人の交流は続き
政務の合間などにナポレオンはしばしばここを訪れ、図書室で読書に耽り、
園庭を散歩することを何よりの楽しみにしていたそうです。

 

1804年、執政政府の第一統領から皇帝に即位したナポレオン1世は、
ナポリ、プロイセン、ロシアと戦を重ね、欧州大陸での覇権を掌握します。
フランス国内の制度改革も果敢に推し進め、フランス銀行やレジオン・ドヌール勲章を創設し、ナポレオン法典では法のもとの平等、特権廃止、信仰の自由など現代に通じる社会の礎を築きました。

そして1810年、ボナパルト朝の繁栄を堅固なものにするために、
オーストリアの皇女マリー・ルイーズと再婚しますが、爆発的に巨大化した軋みの大きさを
物語るように、急激な破滅への道をたどります。
同盟軍に敗れたナポレオンは1814年、皇帝を退位。
1815年の百日天下ののち、流刑地セントヘレナ島にて51才の生涯を終えるのです。

俗な見方ですが、ナポレオンにとって勝利の女神であるジョセフィーヌを捨てたところで、
彼は同時にツキにも見放された、そんな気がしてなりません。

 

 

 

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